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Montenegro3日目 [旅行]

3日目はエクスカージョンを申し込んでいたので、休日としては異例の早起き。と思ったら、4日目の間違いだったことが発覚し、仕方無く早朝からバーへ。天気も良いので、幾つかあるバーから屋上にあるものを選択。昼間は30度を超える真夏のモンテネグロだが、朝晩は涼しいのが素晴らしい。

オールインクルーシブのカクテル類は殆ど市販ジュースを混ぜただけの簡単なものだが、アルコールをガッツリ効かせてくれるので飲みごたえは有って良い。朝っぱらからカクテル片手に読書というのも悪くない。
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モンテネグロの海岸はリアス式の断崖絶壁が延々続き、所々にできた砂浜に集落が形成されている。ペトロバックもそんな町(村?)の一つで、遥か上方を走るE80から細い道で下りてきた場所。E80を往来する観光客の車やバスを見上げながらノンビリしていると、少し贅沢な休日気分。
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昼になると日が高くなり、そろそろ日陰が無くなってくる。屋内に移動してノンビリを継続。

あっという間に夕方になり、日差しが無くなったところから海岸沿いのNika Andusa通りに散歩に出る。この通りはいつも国際色豊かなバカンス客で賑やか。スラブ系が多いけれど、ロシア語、フランス語も結構多くて、英語、ドイツ語、その他中東系言語が少し混じってる感じ。アジア系が全く居ないことに今更気づいた。
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南国なので暗くなるのが早く、8時にはそろそろ夕暮れ。(それでも北緯42度なので札幌あたりに近いはずだが。)
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屋上バーから見ていて発見した、街の西側にある砦を目指してみる。
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砦の手前は小さな港になっていて、観光ボートなども有るらしい。面白そうなので客引きにお勧めなどを聞いておく。
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砦は立ち入り自由で、ちょっとした観光スポットになっていた。国旗も誇らしげ。
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その下に隠れ家バー発見。恐らく砦の一部だった場所をテラス席にして、ちゃんとしたカクテルリストも置いてある。こうなると入らないわけにはいかない。欧州にはブルーハワイが無くて残念だが、それっぽいものを注文。追加でローカル酒、ラキヤもワンショット。ラキヤはスラブ地域共通だが、フルーティーな香りと裏腹な強烈なアルコールが相変わらず素敵だった。
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砦のライトアップはきれいだし、頭上は時々流星まで見える満点の星空だし、1日の締めくくりに良いバーだった。滞在中また来よう。
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Montenegro2日目 [旅行]

二日目はゆっくり、昼から行動開始。体力が復活したせいか、初日に思ったほど悪くないホテルに思えてきた。オールインクルーシブの食事も心配したほど悪くない。
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食後は泳ぐ場所を探して散策。ビーチの東側はちょっと面白いテラスバーになっていたが、この日はかなり波が高かった。
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岩場なので潜ったら綺麗そうだが、さすがにこれじゃ潜れない。
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ということでホテル前の砂浜へ。しかし、そこも浜から直ぐ深くなる地形で、この波のおかげで入ったら最後、容易には戻れない激しい場所だった。
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結局、軽く水浴びして、あとはビーチでのんびりして夜を迎える。

それにしても夜のビーチ沿いを見て、賑やかさに改めて驚く。これは本当にリゾート地だ。
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夜景も綺麗で、なかなか良い場所な気がしてきた。初日は周りが騒々しいとかホテルがショボいとか思ったが、考えてみたらそれが夏の海かもしれない。二日目は十分楽しめた。
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Montenegro1日目 [旅行]

今年のベルギーは冷夏で、短パンどころか半袖さえ殆ど着ないまま夏が終わってしまいそうな雰囲気。本当は暑いのは嫌いだが、このまま夏を終わらせては寂しいので、夏休みは南国ビーチリゾート。最近お気に入りの旧ユーゴスラビア、モンテネグロへ。

今回は本当に何も考えず、オールインクルーシブのTUIパッケージツアー。経験者からは「悪くない」と聞くが、初参加なので正直不安だった。格安なので朝6時フライトは仕方ないが、早速フライトが遅れるし、機内は騒々しいし、「やはり失敗したか?」という気持ちを必死に抑えつつの旅立ち。
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とても小さいモンテネグロ、Tivat空港到着。予定通りだけど、やっぱり暑い!
降機からターミナルまで歩き、入国審査を屋外で待つシステムも新鮮で、少しリゾート気分が盛り上がる。
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無事にTUIの送迎バスを見つけて一安心。そして賑やかなファミリーは殆どアパルトマン等なのか、バスは大分静かになってもう少し安心。
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モンテネグロは2003年にユーゴスラビアが解体後、最後までセルビアと連邦制を維持していた国で、「セルビアモンテネグロ」という名前が馴染み深い。福島県程度の面積に60万人しか住んでいないのに、2006年のに結局独立したという新しい小さい国で、そんなに小さくて自立できるのか個人的にはちょっと心配。(ルクセンブルクよりは少し人口が多いみたいだが。)

とは言え、海辺だけはとても賑やか。
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アドリア海沿いは夏の観光だけで成り立ってる?
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高級ホテルになってるという出島。
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幾つかの街とホテルを回って、我々が滞在するペトロバックの街は終着地だった。宿泊するVilaOlivaは名前の通りオリーブの林にコテージ風に部屋を並べた所だった。コンセプト自体は洒落てるけれど、どこかショボく、しかも14時までチェックインできないという。しかもオールインクルーシブメインのホテルなのでバーで休むこともできない。どんどんガッカリ感が増す。

暑いし眠いし騒々しいしホテルは少しショボいし。綺麗な海を見ながら気を滅入らせて一日目終了。
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SerbiaとBosnia and Herzegovina、3日目 [旅行]

3日間の小旅行もいよいよ最終日。今日はボスニアから帰国する日。

アートホテルはリーズナブルな割に朝食が良かったので、昨晩が軽かった分しっかり楽しむ。そして、街中同様に様々な民族・宗教のお客さんを見るのも楽しかった。目元しか見えない黒装束のムスリム女性でも旦那さんは普通に短パンTシャツだったりして驚いた。

朝の市内散策。開店前の商店街は本当に日本と錯覚する眺め。
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バシチャルシア。既に気温が上がり始めていて、なるほど水飲み場が憩いの場所になるわけだ。
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この辺りは絹取引所跡だそうだ。
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朝のラテン橋。
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橋の南側はバスターミナルなど。車両は所々にドイツ語が書かれていると思ったら、見覚えのある黒熊の紋章があった。ベルリン交通局の車両だ。
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また北側に戻ると、今度はセルビア正教会。本当に何でも有って驚く。ただしこれは作り直したばかりで
真新しい。紛争時は周囲の山から一斉砲火を受けたというので、想像すると心が痛む。
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ホテルに戻る。古い建物には銃撃の傷が多数残る。
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ホテルの隣にある遺跡、Tašlihan。古代オスマン朝の行商宿。いつかここからトルコまで廻る旅行など出来たら良いなと思わせる話だ。今は中東風モールになって、中は高級ブランド(っぽいもの)を売る店が並んでいた。
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朝の散歩を終了し、チェックアウトして空港に向かう。多分小さい空港だから暇だろうと予想しつつ、でも不安で早く出発してしまう。飛行機の旅はこれが嫌いだ。

空港に向かって大通りを西へ。昨日セルビアから入ってきた東の通りは直ぐに山道だったが、こちらは首都っぽい広々した眺め。ただし通称はスナイパー通りだそうで、ボスニア紛争当時は多くの犠牲者が出た場所だそう。黄色いホテルはその当時も営業を続けて、ジャーナリストの拠点になっていたというホリティイン。
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トラム通りと並行した大通りがずっと続くが、所々紛争の爪痕が残る。
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大通りを走ること20分ほど、空港行きの道路に分かれる。普通は空港周辺を綺麗に整備するものだが、農産品市場などが広がる長閑な光景なのは「やっぱり」という感じ。
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こじんまりした空港に到着。
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車は来客駐車場に置いて、レンタカーオフィスのスタッフを呼んできて外観チェックをするシステムだった。「それなら駐車場入れない方が良かった?」と聞いたら、「ターミナル前の道路はVIP専用だからダメ。政治家とか・・・」と含み笑い。やっぱり旧共産圏っぽい。

車両を無事返却して空港内へ。セキュリティチェックなど一通り有るものの、旭川空港などよりも小さく、あっという間にゲートまで到着。やはりゲート前で延々待つことになった。
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飛行機の発着も殆ど無い静かな空港。オーストリアは元々宗主国で関係が続いてるのか、ちゃんと定期便が往来している。
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昼過ぎのフライトでサラエボとお別れ。また何時か。
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帰りはミュンヘン乗り継ぎ。EU入国審査に時間がかかるかと思いきや、行列も殆どなく、パスポートチェックもあっさり。「ボスニアは楽しかったかい?」と非常にニコやかな青年審査官だった。余裕を持って2時間も乗り継ぎ時間を取っていたが、ここも延々読書して待つことに。

最近バイエルンに来ていなかったが、相変わらず緑豊かな綺麗な大地だ。
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夕方無事帰宅。今回は合計走行距離388km。距離的には大したことないけれど、しっかり旅行気分を満喫できたと思う。
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SerbiaとBosnia and Herzegovina、2日目後半 [旅行]

旅行2日目後半。ボスニア国境手前のMokra Goraで昼食休憩後、いざ国境へ。



周囲に人が住む気配が無くなり、切通しのような狭い谷間になってきた。いよいよzollのマーク。
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簡素なセルビア国境。出入国1つずつのゲートと、両替所などが入った小さな小屋が並ぶのみ。パスポートチェックはそれなりに厳重らしく、結構待たされる。
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自分も色々聞かれるつもりで緊張して待つが、ここも日本パスポートの威力は絶大らしく、「一人しか乗って無いの?通って良いよ。」という簡単さだった。次はボスニア入国ゲートまで、大分長い緩衝地帯を走る。
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ボスニアに到着。戦後っぽい。
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パスポートコントロール。セルビアを上回る質素さで、周囲の警備車両も良く見ると「EUからの寄付」と有る。さすが世界で最も新しい国の一つだ。(1992年に国連加盟した後に内戦が発生、EUのサポートなどでようやく国体が整いつつあり、2016年にはEU加盟申請がされたところ。)
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ここも特に取り調べなく通過。レンタカーの入国書類(グリーンカード)をチェックした程度。入国後は免税店はおろか、両替商すら無い寂しい場所。
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ここからまた、道を逸れようが無い谷間の一本道を進む。急峻な山が有る訳でも無いが、深い谷間が続くので、恐らくフィヨルド地形なんだろう。
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ボスニアの町、ヴィシェグラード到着。ここも交通の要衝で、サラエボとイスタンブールを結ぶ街道上に位置する。そのためにオスマン帝国が立派な橋を作った。ソコルル・メフメト・パシャ橋、今は世界遺産に登録されている。
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橋の袂には有料駐車場や土産物屋が出ていたが、大分予定より遅れているので、今回は遠くから写真だけ撮って終了。町も川辺も綺麗で、良い町だと思う。
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ここからはドリナ川沿いの爽やかなルート。山の中だが、川沿いなのでアップダウンは無く、日本で言えば富士川沿いのドライブみたいだ。
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最後の100kmくらいはドリナ川から離れ、また山道になる。ただしやはり古い地形らしく、緩やかな丘陵地帯という感じ。
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首都サラエボに近づいているせいか、時々町を見かけるようになってきた。
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そろそろサラエボ。(のはずだが、全く町が見えない。)
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ここは驚いた。山を抜けた瞬間にいきなり街になった。町の入り口にあったガソリンスタンドで地図の再確認を兼ねて少し休憩。あちらの山から下りてきたところ。
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サラエボは山間に発展した小さな首都なので、道も狭く複雑で、予約したホテルArtに辿り着くまでもう少し苦労したが、何とか18時に到着。欧州としては大分南部(とは言っても北緯44度なので、日本なら旭川辺り)なので日暮れが早く、この時間はそろそろ夕方っぽい日差し。

チェックイン後、そろそろビールという気分を我慢し、先ずは有名なラテン橋だけ見に行く。第一次世界大戦の引き金になった歴史的スポットだが、土産物屋が並ぶわけでも無く、予想外に静かな場所。
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次はビールを探して旧市街へ。イスラム、カトリック、東方正教会、ユダヤ教が全て混在する多民族他宗教都市ということで、物凄く独特な街並み。特にオスマン朝時代に商人街として発展したバシチャルシア辺りは日本の古い街並みにも似て、妙に心が安らぐ。
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中心広場。セビリという水飲み場。
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一方通行だらけで、車では苦労したが、徒歩で回ると情緒豊かで綺麗な通り。
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サラエボビールで休憩。セルビアより更に物価が安く、2.5マルカ(約1.5euro)。
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トルコっぽい建物がそのまま商店に使われている。
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その近くにはキリスト教会。
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暑さのせいか、疲れのせいか、珍しく食欲が無い。ということで夕食はファストフードで軽く済ませる。ボスニアの定番だというチェバブチチ。牛と羊らしき粗挽きハンバーグだが、結構脂身が効いていて美味しかった。
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お店にアルコールが無かったため、食後は向かいにあったバーへ。ボスニアワインの白はフルーティーな香りにアルコール強そうな飲み口の、いつも通り「暑い国の白ワイン」という感じ。さっきの肉と一緒だったら丁度良かっただろうに、惜しい。
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食後はまた元気になり、もう少し散策。日が落ちて更に日本ぽい光景。
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またバシチャルシアまで来た。夜になってもここは賑やか。ふとボスニアンコーヒーを飲んでなかったことに気付き、エキゾチックなカフェに立ち寄る。このコーヒーはポットに極細挽きのコーヒー豆とお湯が入っているので、好みの量の砂糖を入れて混ぜて約1分待ち、少し粉が沈んだところをカップに注いで飲むそうだ。一つ聞くと10教えてくれる辺り、やはり人懐っこい国民性なのか。
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夜になっても熱心にお祈りしているイスラム系の人々。足洗い場で足を洗って、絨毯に上がったら土下座して。お祈りのお作法を全て見たのは初めてだったが、色んな宗教の方がお祈りの光景を大らかに見せてくれてるのも、この町の不思議な文化に思える。
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ガイドブックなどには治安が云々と有ったが、やはりどこの町も、一部悪人が居るのは仕方ないとして、一般の人々は普通にお祈りして、観光客を迎えて、頑張って生活しているんだなと感じた。裏路地などにもおかしなことが起きそうな気配は無く、日本の茶屋のような光景も相まってとても思い出深い町の一つになった。
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ほんの数年前まで内紛で多くの犠牲者や難民が出ていた町だが、このまま平和になってくれることを祈りたい。そのうち本当にEU加盟したら、また気軽に遊びに来たいと思う。二日目終了。
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SerbiaとBosnia and Herzegovina、2日目前半 [旅行]

旅行2日目は早起き。ベオグラードは今日も良い天気で、また暑くなりそうな気配。
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折角の5★ホテルなのでしっかり朝食も食べる。全体的なクオリティは東欧レベルで、パンもジュースも「スーパーで買えそうだな」という物だが、セルビアンオムレツ(セルビアハムの入った大きなオムレツ)などのローカルフードは楽しくて満足。朝食会場にしては珍しくテラス席も解放されていて、しかもピアノ生演奏まであり、いいホテルだった。今から発展していく町特有のエネルギーを貰った気がする。
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チェックアウト。バレーパーキングから車出てくるのか正直なところ少し不安だったが、無事車を受け取り、いざサラエボに向けて出発。少し遠回りになるが、南部の田舎を回りながら向かうことにして、先ずはベオグラード市内を南に向かう。立派な道路が出来始めているが、交差点などは結構分かりづらく、まだまだ復興中なのかなと思う。
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ベオグラード郊外。この辺りまで来ると延々一本道になる。時々大きな建物がある以外はガランとしていて、東欧諸国共通の光景。
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いくつか街を通り、徐々に田舎らしくなってくる。田舎も「可愛らしいヨーロッパの村」じゃない辺りが東欧。
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スイカ売りも東欧共通の光景。ここは15ディナール、約15円という激安価格。
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2時間ほど走ったバリエボの街で小休憩。
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客車を転用したカフェでノンビリ。さすがにここまで田舎に来ると「外国人だ!」という反応が増えてくるが、それでも片言の英語で丁寧に対応してくれるのはやはり国民性か?ここも心地良いカフェだった。
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ここから山道。オペルインシグニア、見た目は立派な割にパワーが無くてシフトダウンが忙しい。パワステもゴムっぽくて、山道になった途端に「意外と安っぽい車」らしさが現れる。
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ボスニアに向かう山道は狭くなったり、眺めが良くなったり。平均速度は上がらないが、適度な山道でちょうど楽しくドライブできる感じ。ただし外気温はずっと30度オーバーで、エアコン付きの車だった点は幸運だった。
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真新しい展望台もあった。頑張って観光客を取り戻してくれればと思う。
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ベオグラードを出発して4時間以上。ボスニア国境手前で真新しい観光施設(?)を発見。他では全く見かけなかった観光バス(小型)が集まっていたので、何となく車を止めて付いていく。と、なにやら由緒ありそうなMokra Goraという観光鉄道の駅だったらしい。
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地下歩道は線路を潜るものだったようで、上には小さな駅舎が。
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ちょうど観光列車が出るそうで、お客さんのお目当はこれだった様子。
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観光列車が出て少し静かになった。駅の周りにはカフェレストランも併設されていたので、折角なのでここで昼食にする。店員さんも駅員風の格好をして、頑張ってる雰囲気がとても微笑ましい。片言(にも満たない?)英語でお勧めを教えてもらい、セルビアンステーキを頂くことに。これはポークステーキに玉ねぎとパプリカと、唐辛子のソースが掛かったものだが、野菜の甘さと予想外にしっかり効いた唐辛子が妙に美味しくて大満足。これにソーダ水とパン、および食後のコーヒーをつけて1000円未満だからやはり安い。
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対応してくれた特攻野郎Aチームのモンキーにそっくりのおっちゃんにお礼を言い、駅を後にする。この後はボスニア入国。別日記へ。
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SerbiaとBosnia and Herzegovina、1日目 [旅行]

学生時代のバックパック旅行が懐かしくなって、久々に放浪(っぽい)旅行をしたくなった。ベルギー独立記念日の三連休に「行ってきて良いよ」ということで、Serbia方面へ。連れに感謝。

小さいリュック一つ持って早朝にBrusselsを出発。Frankfurtの乗り継ぎでパスポートコントロールを通過し、いざEU外フライトのターミナルBへ。Frankfurtは出張イメージが馴染みすぎてワクワク感も何も無いが、Bターミナルに来ると少し非日常感が出てくる。巨大なA380とB747が並ぶ様は、東京駅で言えば東海道本線のホームのような「旅の始まり」感がある。(と言いつつ、自分のBelgrad便は何の変哲も無いA320。)
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クロアチア上空通過。ここから旧ユーゴスラビア圏。
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Belgrad上空。もう少し乾燥した国を想像していたけれど、意外と緑豊か。
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旧ユーゴ首都、現セルビア首都ベオグラード、ニコラテスラ空港到着!
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空港内は共産圏風。案内は分かりづらいし、免税品店は妙にしっくり来てないし、期待通りの異国感。
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が、入国審査は驚くほど簡単で拍子抜け。日本パスポートの信頼度なのか、リュック背負った一人旅のせいか。

そのままレンタカーオフィスへ。ここは少し変わっていて、カウンターで手続きしている間にターミナルまで車を届けてくれるシステム。一番安いクラスを頼んだのに出て来たのはクロアチアナンバーのオペルインシグニア。回送がわりに割り振られたんだと思うが、ちょっとラッキー。
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市内まで30分程度だが、その前に飲料水などの買い出しに向かう。旧共産圏の国は何故か巨大ショッピングモールが多い気がするが、ここも立派なところ(Usceモールだそうだ)が有ったので、そこのスーパーIdeaで水やらビールやらを調達。機内預け荷物あればワインも買ったんだが、そこだけ残念。

ここからサバ川を渡るといよいよベオグラード市内。市内は基本的に徒歩観光の予定だが、少し離れたサワ大聖堂だけ先に車で見にいく。と、ネットで見た光景を偶然発見。NATOに空爆された旧国防省ビルだ。
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そこからもう少し走りサワ大聖堂周辺に到着するが、全く駐車場が無い。路駐は有料っぽい看板が立っているが、パーキングメーターが無く、お金の払いようが無い。なるほどインフラは未だまだという感じ。。。
結局裏路地に有人駐車場を見つけ、無事に駐車成功。1日100ディナール(約1euro)。
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サワ大聖堂。バルカン半島最大の正教会だそうだが、ブルガリアやマルタの超巨大協会と比べるとマアマアというところ。強烈に暑いので、人の良さそうなアイス売りのおばあちゃんに一本貰って木陰で一休み。
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日向にテスラさんの銅像発見。ちゃんと磁束密度の定義式が刻まれていた。
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この後はホテルへ。バックパック旅行と言いつつ、5★のホテルモスクワを予約する辺り、ちょっと年寄りっぽい。。ただ、この日は本当に暑くて、37度と日本並みの気温。立地も良く、エアコンの効きも良いホテルにしておいて助かった。
軽く汗を流してからセルビア産のビールとスナックで少し休憩。スナックはカールを想像していたが、食感は確かにカールっぽいのに、味は完全ピーナッツという不思議なもの。だったらピーナッツ食べれば良いのに、というくらいヒネリ無し。ビールはしっかりしたホップがgoodだった。
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体力を回復して再度観光へ。街のメインストリート、ミハイロ通り。
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ミハイロ通りを抜けると、サバ川とドナウ川の合流地点にたどり着く。こういった地理的要衝の常で、ベオグラードも様々な民族に争奪されてきた歴史を持つ。川を見下ろす丘の上は当然ながら要塞になっているが、今は綺麗な公園として整備が進んでいる。
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要塞の入り口。
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要塞内は広々とした公園に、少しだけ貴族の屋敷やら時計台などが残る。
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要塞の一番先端に到着。ドナウとサバの合流点を見下ろす。
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ドナウはドイツ、オーストリア、スロバキア、ハンガリーを通って、ここセルビアを通った後はルーマニアから黒海に出る。考えてみたら、これでドナウ沿い大都市全制覇だった。そういう意味でもベオグラードに来て良かったと自己満足。
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サバ川の上流。こっちはベオグラード市内になるが、川沿いにボートがたくさん浮かんでいて、みんなの憩いの川という感じ。
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公園には兵器博物館もある。実際に最近まで使ってたそうで、そう言われてしまうと恐ろしい気分になる。住民から見たらつい先日のことだろうに、想像すると胸が痛む。
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ユーゴ紛争犠牲者の碑。
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町に戻る。
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またミハイロ通りを戻る。夕暮れになるとストリートミュージシャンも並び始め、派手さは無いものの、良い町だと思う。
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そろそろディナータイムということで、最後の力を振り絞ってレストランが多いというスカダリア通りへ。これが期待以上に良い雰囲気で、諦めずに歩いて良かった。
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数軒見比べて、セルビア料理のDva Jelena Skadarlijaに飛び込む。脱水症状なんじゃないかと思うくらい疲れたので、ローカルワイン一杯とスパークリングウォーター大ボトルを注文。ワインは暑い国の定番、甘い香りとストレートなアルコール感があるタイプ。ベルギーで飲もうとは思わないが、大汗をかいた後はやっぱりしっくり来る。
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サラダはキュウリとトマトにフェタっぽいチーズ。ただしチーズはフェタほど塩っぱくなく食べやすい。パンはガーリックと唐辛子とオイルが掛かっていて、これが最高に美味しかった。
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メインはセルビアンBBQ。セルビアはイスラム圏に近い割に養豚が盛んな珍しい国で、炭焼きがオススメだそうだ。この料理はスペアリブの炭焼きにスイートチリを合わせてある。欧州にしては珍しく脂が豊富で、なかなかの逸品。ただし疲れた体には量が多すぎ。半分でお腹いっぱい。
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食後は特産の蒸留酒、ラキアを一杯。材料となるフルーツで色々種類があるそうで、今回はすももベースを注文。ワイン同様、フルーティーな香りに反して味はシンプルなウォッカ風。アルコールは結構ガツンとくる。
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ウェイターのおっちゃんが色々教えてくれたお陰で、セルビアの味を一通り満喫できた。満足。
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日没の街をもう少しだけ散策しながらホテルに帰る。
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共産圏のせいか、至る所に不思議な形のビルがある。個人資産だったら、道路とビルがこんなに複雑に融合しないと思う。
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路地裏も同様に、ビルに囲まれた不思議な空間が多い。古い街並みならこんな迷路街も有り得るが、近代的なビルで迷路街は珍しいと思う。気をつけないと道に迷う。
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無事にホテル帰着。緑をアクセントにした珍しい外壁がライトアップで綺麗。
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合計1万9千歩以上歩き、それなりにバックパッカーらしい旅になったか?明日はサラエボに向かって長時間ドライブになるので、少し早めに1日目終了。
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Val d'Europe [旅行]

Soldの季節ということでパリのアウトレットへ。

アウトレットの周りには昔からVal d'Europeショッピングモールが有ったが、気がついたら大分規模が拡大。今やアウトレットよりもメインのショッビング街といって良いくらいに成長し、おかげで駐車場探しも大変になってしまった。ユニクロも大規模店を入れていたので、そちらは頑張って欲しいなと思う。



半日連れの買い物に付き合った後は、次は自分へのご褒美のためにパリ市内に向かう。すでにバカンスシーズンということか、市内に入っても殆ど渋滞せずスムースで素晴らしい。シテ島周辺だけは観光客が賑やかだったが、やっぱりパリを旅行するならこういう静かなタイミングが狙い目だろうと思う(備忘録)。

で、ご褒美のラーメンなりたけ。最近はまっている「すするTV」でチャレンジ精神を刺激され(?)、初の脂増しにチャレンジ。なかなかの「やってやった!」感だった。しかしやはりダメージも強烈で、途中からは結構きつく、スープは殆ど飲めずに終了。そろそろ背脂ラーメンは卒業して、もう少し滋味系に行くべき年なのかな?と感じてしまった。
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近所のスタバで胃を休めたあと、こちらも近所のモノプリに立ち寄る。名前から勝手に「全品1euro」みたいな店を想像していたので、オペラ店の3フロアもある店内を見て驚く。簡単な衣料品や家庭雑貨から食料品まであり。連れによると、日本でいう西友のような安くて気軽な総合スーパーという位置付けらしい。ただ、場所柄なのか、CarrefourやAuchanより若干高めの値付けだったと思う。

この後はしばらくパリ市内を観光ドライブ。今回はサン・ドニ凱旋門やらパリ東駅のあたりをブラブラ。国際色豊かな場所だなと思ったら、やはりその辺りは元移民街だそう。Brusselsも場所によっては外国旅行気分を味わえるが、Parisはそれと少し違って、ちゃんとパリっぽい風景なのに色んな人達が溶け込んでいるように感じる。多民族国家の先輩ということかもしれない。

ーーーー
今回の戦利品、Caprice de Dieux。実はどこのスーパーにも置いてあるが、今まで試したことが無かったので興味本位で購入。結果、意外と美味しかった。カマンベールの類でクセが少ないが、ホンの少し臭みを残した辺りがいかにも万人受けしそうなバランスを突いてると思う。自分もリピートしても良いと思った。
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これに昨年ブルガリアで買ったワインを合わせてみた。Mavrudというブルガリアのぶどうで、味はメルロー系の軽やかフルーティ系だが、流石に過去ワイン大国だったというだけあり、ちゃんと「おいしいワインを知ってるね」という作りだと思った。ちょっとだけクセのある今回のチーズに合う、ちょっとだけ深みのあるワインだったと思う。
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日本 [旅行]

仕事の関係で1週間だけ日本帰国。

今回はFinnair利用。ヘルシンキがちょうど欧州ー日本を結ぶライン上になるため、直行便を除けば最速のキャリアになるが、その分睡眠時間が短くなるので個人的にはあまり好きでは無い。

まずは3時間近くかけてヘルシンキ到着。相変わらず緑が深く、上空から見ると綺麗な国。
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ここからEU外に出るのでパスポートコントロールを通り、いよいよ日本行きフライトへ。機体はA350−900、エアバス最新機。
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機体も綺麗だし、アテンダントも超フレンドリーだし、フライト自体はFinnairも素晴らしい。日本人以外にはJAL/ANA同等以上の満足度だろうと思う。機内食も和食にこだわらなければまずまず。ビーフコンフィも見た目地味だけど美味しかった。
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ヘルシンキからということで、白海を超えてロシア上空に入る。オネガ周辺はほとんど見渡す限りの森林地帯だが、所々真っ直ぐな道路や小さな町が見える。いつかロシアも自由にドライブ旅行できる時が来れば良いなと思いつつ、今はせめて空からの眺めを堪能。しかしながら、食事とワインを楽しみながら色々な景色を空から楽しむなんて、これも相当贅沢な旅だ。
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そんなことをしているとあっと言う間に成田空港到着。やはり睡眠不足になってしまった。

ともあれ、いよいよ久々の日本だ。欧州にいると日本の夏が恐ろしいものと思い込んでしまうが、耐えられないほどでなくて一安心。(緯度的にはイタリアより南、むしろ中東諸国やアフリカ北部と同じだなんて、日本に住んでいる時は考えたことが無かった。)

これまた久々のペットボトル緑茶を購入して成田エクスプレスへ。
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到着日は一日だけ自由時間ということで、日本製品の買い出しと日本食食べ溜め。先ずは中本の蒙古タンメン。欧州でも大分美味しいラーメンが食べられるようになってきたが、やっぱりこういった特殊なラーメンは日本にしかない。こんな立派なラーメンを10euro未満で食べることに申し訳なさすら感じる。(もう少しインフレにならないと国としてはマズイだろう。)
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この後買い出しを済ませ、夕方からは日本食太り対策として持参したウォーキングシューズを履き、品川から神田まで歩く。それにしても東京は本当に世界随一の大都市だと改めて思う。和洋折衷の建物や小売店など、面白そうなものが至る所にあり、疲れたらカフェやコンビニもたくさん。夜の銀座は噂に聞いたマリオカートが本当に走り回ってるし。
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そして夕飯は四川飯店。やはり日本の中華料理は最高だ。そして店員さんも最高に親切で、本当に堪能しました。ごちそうさまです。
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大忙しの一週間が終わり、あっと言う間に帰国の朝。さよならメガシティ東京、また来るよ。
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地上に降りるとゴチャゴチャしてるけど、上空から見ると日本も綺麗だ。
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帰路は苗場や魚沼辺りの上空を通ったが、この辺りの眺めもスイスイタリアあたりに負けてないと思う。本帰国したらこの辺りでノンビリキャンプだな。
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日本発便ということですき焼きが選べたが、これは期待値に届かず。美味しいけど、もう少し「さすが日本で調達したものは違う!」という感動が欲しかった。
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久々に完全時差ぼけを残したままヘルシンキ着。次はやっぱり直航便かパリ/フランクフルト経由にしようと思いを新たにして日本旅行終了(備忘録)。
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Kiev3日目 [旅行]

Kiev3日目は午前中が自由時間だったが、当然早起き出来ず。ホテル目の前の解放広場だけ見に行く。祝日ということで観光客もチラホラ。きっとUkraine国民も地方から首都に遊びに来てるんだろう。
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解放デモで犠牲になった人々の写真が結構色んなところに飾られている。これはそんな方々の慰霊で作った花時計だという。
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大通りも歩行者天国になっているが、まだ賑わう前らしい。
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この大通りの地下は商店街になっており、そこで土産物探しをして、観光終了。Ukraineウォッカとワイン、後で感想を追記したい。
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この後は空港でUkraineのお金をきっちり使い切る。昼食に食べたハンバーガーは「アメリカ食は詳しくないけど、ハンバーグとピクルスとケチャップ入れれば良いんですね?」という感じで、これから頑張ってもらいたいレベルだったが、店員さんの素朴さが微笑ましい感じだった。

旧ソヴィエト国は毎回緊張してしまうが、行ってみると素朴で良い国ばかりだったと思う。ひょっとするとロシアだって行ってみたら良い国なのかもしれない。やはり民間レベルで往来して親交を深めることが大切なんだろうと思う。(訪問する方も勿論礼儀正しくにこやかに)。平和って本当に良いことだなと思いつつ、降臨祭のプチ旅行を終了。

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