ArlonとNamur

ベルギー州都の中で最後まで訪問出来ていなかったLuxembourg州の州都、Arlonへ。Brusselsから高速で２時間弱だが、折角なので色々眺めながら国道４号で行くことにした。

国道４号は途中でNamur州の州都、Namurも通過する。市内はお祭りの準備で駐車場が閉鎖されていたため今回は車窓観光のみで通過したが、この辺りはドイツーフランスを結ぶ要衝で何度も戦いの舞台になっており、マース川沿いには要塞や城が数多く並ぶ。今はゆったりとした川の流れと緑の中に点在する遺跡を楽しむ風光明媚な場所となっていて、個人的に好きな場所でもある。

※写真は前回訪問したディナンの要塞。


※これも前回撮影したVêves城。


ナミュールを越えると山が増えてきて、国道４号も少し山道っぽくなる。ただ、思った以上に整備されていて、殆どが９０〜120km/h制限。ドライブを楽しみつつ高速道路と殆ど変わらないペースで走れる、なかなか楽しいチョイスだった。

アルロン到着は夜。週末の夜ということでバーは盛り上がっているものの、店の数自体は多くなく、州都にしては小さな街という印象。州としては最大の面積だが、人口は最小だというので、だいたい想像通りではあるが。


街一番の教会はしっかりライトアップされ、夜でも出入り自由。結構新しいように見えるので、きっと再建したばかりだろう。


こじんまりだが綺麗な州議会庁舎。こうやって花を絶やさないところは欧州らしい。


ここも戦いの舞台になったんだろう。教会が新しかったのも、戦後の再建ということか？


２番目らしき教会。こちらもなかなか立派。


徒歩で旧市街を一周して、車を止めたグランプラスに戻る。まあ、この小さい駐車場がグランプラと言われた時点で大きな街じゃないと気づいていたが、ガイドブックなどでも紹介されない理由は分かった。（綺麗だけど、わざわざ２時間かけて来なくても・・、と。）


国道４号が楽しかったので、帰りもまた同じ道で、通り沿いの街の景色などを楽しみながら帰る。ちなみにこの道はLuxamburgとの国境沿いをしばらく走っているが、Luxamburgとの国境上にあるMartelangeの街などは夜中なのに大盛況だった。ベルギーはガソリン税が安く、ルクセンブルクはたばこ税が安いので、近所の人は毎回ここで買い物して行くんだろう。日本では縁のない「国境ビジネス」だ。


これでベルギー州都巡り終了。アントワープとヘントはまだ日記にしていないので、気が向いたときにまとめよう（備忘録）。