Comme Chez Soi

昔はBrusselsで一番の有名店だったというComme Chez Soi。最近はミシュランの星も２つに落ち、ちょっと輝きが鈍っているというが、やはり見ずには語れないということで訪問。

お店は小さくて目立たないと聞いていたが、確かに分かりづらい。何度か買い物のために訪れていたRouppe広場だが、今までこんな場所に「超有名店」が有るとは気づいていなかった。

店内はBrusselsに多い（気がする）小さい部屋ごとに区切られたタイプで、飾り付けも含めトラディショナルなタイプ。ただ、部屋が狭いせいで給仕との距離が近すぎ、雑談や業務連絡が丸聞こえなのが若干煩いと思った。

アミューズは各種の魚マリネをミニサンドイッチ風に仕立てたものと、緑の何か。基本的にはオーソドックスだけど、少し変わったこともトライしたいと思ってるシェフなのかな？と想像。


お次はパッションフルーツムースと泡コンソメ。小さいのは何だったか。やっぱり来店してすぐに日記を書かないとダメだ。（備忘録）


自分の前菜はタラとサーモンのコンソメで、想像通りオーソドックスな作りだった。安心安定の美味しさ。


連れはフォアグラとトリュフが添えられたサラダ。こちらの方が定番素材をベースにしつつ色々と趣向を凝らしていて面白かった。


自分のメインはビーフフィレにベルネーゼソース。ベルギー人が大好きなベルネーゼソースを最高級にするとこうなる、という姿を見たようで興味深かった。ちょっと強めの酸味で軽く上品に仕上げていて、柔らかい赤身肉によく合っていた。


連れはタイとシェルフィッシュのクリームソース。こちらも基本的には定番の味わい。


あとはデザート幾つかとコーヒー菓子。






なるほど、パリの３星ほど特別な雰囲気はなく、料理も「絶対ここじゃなければ！」とまでは思わなかった。一方でブリュノーやヴィラロレーヌの様な優秀な１星より上かというと、それもちょっと危うい。結局評判通りだったという感想だが、自分の目で確かめた結果なので満足。